真空管にはいろいろな記号が付いています。 42とか6V6とか6WC5、6BM8などですが、誰が見ても、その真空管がどんな働きをするか判るように付けてあります。これは、アメリカ方式、ヨーロッパ方式、日本方式があります。ソビエト方式なんてのもあるかもしれません?(冗談です。) アメリカ方式は、RCAの規格によるものです。レトマ方式ともいいます。 さわり程度の簡単な説明ですが、ご参考になればと思います。
日本方式
古い記号では、最初にUXとかUZの記号が付いています。この記号は次のとおりで覚えると便利でしょう。但し、1955年頃この記号は省かれて、UZ−6ZP1とではなく、ただの6ZP1とだけ書かれているようです。ですから、この記号が先に付いているものは古いということであり、その前は刻印といって、ベース部に刻んであります。私は、ガラスバルブに印字したものが消えたので、点検時、間違えないように器用な方が彫刻刀で彫ったものだとばかり思っていました。多分OMさんは笑われたことだと思います。
○真空管の前の2文字が付いている場合
第1番目の文字 用途
U 受信用真空管
K 整流用真空管
H 水銀整流真空管
E 同調指示管
T サイラトロン
第2番目の文字 脚の数(口金の種類)
X 4本脚
Y、y 5本脚(ベースが大きいものと小さなもの2種類)
Z 6本脚
T、t 7本脚(ベースが大きいものと小さなもの2種類)
L ロクタルベース
N ベース無し(エーコン管等)
G オクタルベース
S メタルベース
アメリカの真空管を日本では、955はUN955、59はUT59、6F7はUt6F7、6P7GはUG6P7G、6A8はUS6A8というように記号が付けられていたということです。
※省略される前と後とをごちゃごちゃに解釈しておりましたので、OMさんからご指示をいただき、一部追加と整理をしました。<2003.10.27>
○真空管の前の2文字が省略されてから
第1番目の数字 ヒーター電圧
第2番目の文字 脚の数(口金の種類)
X 4本脚
Y 5本脚
Z 6本脚
W 7本脚
上記の他に、新しい命名法で
G・M・RなどのMT管があり、例としてGは6GK17、Mは6MP17でRは6RA2などがあります。
第3番目の文字 構造
A 出力用3極管 R 高周波増幅管
C 周波数変換管 V 可変増幅管
D 検波用2極管 B ビーム増幅管
P 出力用5極管 K 高真空整流管
H 高増幅3極管 G ガス入整流管
L 低増幅3極管 S 空間電荷格子管
第4番目の数字 真空管の特性
|