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トランジスターラジオの展示��-��

◇いろいろなトランジスターラジオ◇


このページは、どういうわけか貯まってしまったもの取り上げてみました。
ラジカセも出てきたりしますので・・・・


東芝 11M−885F


 ちょっと面白そうなトランジスターラジオが手に入りました。昭和40年頃のものでしょうか、古いものです。
 スピーカーグリルを見れば「GT Double」と入っています。私は、東芝のラジオは、割と聞きやすい音色というイメージがあります。これは「IC−70」という、もう少し後に作られた小型ラジオが、とても聞きやすかったという影響かもしれません。


FM/AM2バンドの標準的なラジオで別名「GT Double」といいます。

これもやっぱり乾電池の液漏れでトラブル発生


 ラジオに乾電池を入れたまま放置しておくと知らぬ間に液が漏れだして悪さをします。このラジオもやっぱり液漏れでプッシュ式の電源スイッチが動かない状態でした。
 乾電池の液が漏れ出すとこのように金属部を腐食し、可動部分が動かなくなることさえあります。酷いものになると乾電池自体が取り出せないこともあります。こういったものは、懐中電灯によく見られます。 
 でも、東芝のGTってどういう意味なんでしょう?グランド・ツーリスモではあるまいに・・・グットな東芝?


錆びた電源スイッチ部

錆び付いて動きませんでしたが、辛うじて復活です。


 この端子の両端をショートすると、受信しましたのでなんとかなるかな?と睨んだのですが、錆び付いてピクリとも動きません。
 ここのビスを外して磨こうと思いましたが、硬いのなんのびくともしません。最後の手段で、ニッパーで挟んで緩めようと試みましたが、なんとニッパーにダメージが・・・
 おかげで刃こぼれしたニッパーを研磨する羽目になりました。更にドリルで頭を切ろうとも考え、やってみたところこれも刃が立ちません。なんてことでしょう?
 もしかしたら、乾電池の液でビスが硬い材質に変化した???全くもって大変な目に遭いました。
 これは、外れないので仕方ありません。外さずにドライバーでごりごり磨いてみました。そしたらなんとか動くようになりましたのでシリコンオイルを塗ってお終いとしました。


第2のトラブル発生

さあ、ラジオを聞こう!と数分間受信していたら・・・


 とりあえず、電池ボックスのプラス側端子も錆びていたので磨いて電池をセット。
 数分間、ローカル局を聞いていましたら突如、ボッ、ボッ、ブッ、ブッ、チリチリと大きな音がします。ボリュームを絞ってもこの音は消えません。電池の接触不良かなと思いましたがどうも違います。これは完全に故障です。
 ボリュームを絞っても発生するとなると、間違いなく低周波回路です。それもボリューム以降の回路になります。また蓋を開けなくてはなりません。


内部基板

このラジオは、基板が3枚あり、AF部は何故かゲルマタイプです。


 再度、裏蓋を開けてまじまじ眺めてみれば、フロントエンド、IFユニット、AFユニットと3枚に分かれています。
 量産コストを考えると1枚基板が絶対有利です。各ユニットの配線コストが余分にかかります。
 こうするメリットは、メンテが容易・・といっても小型なので1枚でも十分なハズ。さて、こうした意図は・・・単に技術者の意見が取り入れられていたのかな?物好きな人から見ればへぇ〜ですが、裏蓋を開ける事のない人には関係のない話・・・
 修理はこのうちの低周波増幅基板を調べるのですが、バーアンテナが邪魔でこの基板がひっくり返せないのでした。分割した意味が、ますます分かりません。少しの隙間からテスターをあてたり、イヤフォンで確認したりしてやっと突きとめました。右の部分が低周波増幅部分になります。


悪さをしていたコンデンサと低周波増幅基板

狭いところからやっと抜き取りました。


 細かくて大変ですが、丹念にチェックしてみれば、こともあろうに数日前に直したアンプと全く同じコンデンサーが駄目になっていました。オレンジ色のフイルムコンデンサーかな、マイラー・・・?
 コレクター間に接続されているものでしたが、これを交換して静かになりました。音の曇りというかこもったような音もなくなり聞きやすくなったようです。なんだー最初からおかしかったのか・・・ (左下の緑のコンデンサーが交換したものです。)


◇完  成◇

ホームラジオとして・・・


 このラジオで分からなかったのが、電源スイッチです。というのも、このスイッチは、長いアングルで延長されていて押すと下側にアングルが飛び出す格好です。
 このスイッチは、専用キャビネットから取り出すのも兼ねているのかな。と思っていました。しかし、アダプター側の電源スイッチと連動するように設計されていたのです。また、電源アダプター部には、電灯線アンテナが組み込まれていました。


◇AC電源内部◇

黄色の電灯線アンテナのコイルが見えます。


 蓋を開けて見ると、電源トランスの1次側にちょっと細工がしてあります。これは、電灯線アンテナでFM用です。しかしながら我が家の商用電源はパソコンノイズが回り込んで使いものになりませんでした。別の部屋では威力を発揮し、外部アンテナがなくても受信出来ました。
 整流回路は、両波整流後に電解コンデンサーという簡易的なものです。残念なことにAC電源だとちょっとハムが多めです。コンデンサーの容量抜けかも?小さな音で聞くと気になります。


 このラジオのダブルという愛称は、ポータブルとしてホームラジオとして使用できるというところから名付けられたものでしょうか。ラジオを引き抜く度にスピーカーグリルの横にすり傷が出来てしまうところが気になりました。
 調整は、周波数調整のみです。IFTはパラフィンでコテコテだったので・・・

<2008.04.25>


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