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鳴るようになったラジオの展示4


*ナショナル AX−530*

珍しいST管の2バンド5球スーパー


 鳴らないので直して下さい。と依頼されたラジオです。話ではナショナルの2Bandラジオといっておられました。てっきりMT管のラジオかと思っておりましたが、開梱して驚きました。
 ST管の2Bandでおまけにスプリッドバリコンが付いています。調べてみたところ昭和29年に発売されたもので、かなり高価な品のようです。中身がどのようなものか気になるところですが、どのような方が使っておられたのかも興味があります。
 このラジオは、なかなかのもので掘り出し物か珍品の部類ではなかろうかと思います。


○届いたときのラジオ○

通電してもウンともスンともいいません。

SPが中央に配置され、左右にダイアルスケールがあり、ずっしりと重いラジオ


 内部は、やっぱり凄い埃です。マジックアイは寿命でした。しっかり使われたことがうかがえます。故障の主な原因は出力トランスの1次側断線です。

 やれやれ完成と思いきや、調整中にダイアル糸がプッンと切れてしまった。よく見れば大工さんの使う水糸のようです。(水糸は下げ振りとか、丁張りなどに使う丈夫な糸のこと。)仕方ないので張り替えることに・・・


 分解ついでに汚れてシミの付いたサランの貼りかえ、ダイアル糸の貼りかえをしました。
 指示針とマジックアイの窓をピカピカにしました。このラジオには、真鍮板が使ってありました。
 左側が短波のFINE TUNEの指示針です。この機能があるので短波の受信はスムーズに行える訳です。



○いつものように整備○

 箱はどうしようかと悩みましたが、深いキズが側面にありました。天板は所々細かな干割れと捲れがありましたので思い切って再塗装と決めました。


 そして箱に入れて終了となりました。修理箇所の主なものは次のとおりでした。
 �―侘魯肇薀鵐晃魎�
 �▲僖ぅ蹈奪肇薀鵐廛魁璽票茲蠡悗�
 ��ダイアル糸の張り換え
 �ぅ灰鵐妊鵐機次■恩銚魎后�抵抗1本交換
 �ゥ肇薀奪�ング、感度調整
 �Ε汽薀鵐優奪�(中の布)交換
 ��箱の塗装
 くらいでした。この中で未だに不明なのが、NFB回路の抵抗が焦げていたのが気になりました。外部にSPを付けていた形跡があるので怪しいのですが、どうも分かりません。


貼られていた回路図

<2004.06.18>


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